検査申込書の記入(会員様専用ページ)

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検査申し込みの際には、下記事項を忘れずに記入してください。

検査は下記のように区分されていますので、該当する区分の中から、依頼される検査項目にチェックをお願いします。

  1. ウイルス検査(犬)
  2. ウイルス検査(猫)
  3. 特殊検査
  4. 内分泌検査
  5. 血液生化学検査
  6. 結石定量・血中薬物

※検体量が少ない場合は、優先順位を記入してください。

通信欄は、コメントが必要な方は、その旨と症例の経歴(ワクチン歴、発症時期、経過など)の記入、検体送付容器材の請求などに利用してください。
1動物1申込書となっております。

検体採取・送付方法

血液材料は、それぞれ(全血、血漿、血清)の規定量を専用容器に移してください。
*専用容器のない場合は、病院で使用されているプラスチックチューブで結構です。
*ガラス容器およびシリンジでの送付は、容器の破損、血液の漏れが生じる危険性が大きいため、使用は避けてください。

専用容器をビニール小袋に入れ、チャックを閉めてください。
分泌物や排泄物の場合は、綿棒(減菌綿棒が望まれる)の綿花に、材料を十分しみ込ませてください。
綿棒は、血液用チューブなど密閉できる容器に綿花が入るよう、適当な長さにカットしてください。
乾燥する恐れがある場合は、生理食塩水を数滴加えてください。

*過度な生理食塩水は、希釈が高くなり正確な検査ができなくなります。
*ビニール袋に直接入れたり、ガラス容器の使用は、破損・漏れの危険性が大きいので、使用を避けてください。

同時に複数の検体を送付される場合は、容器に番号またはペット名を明記してください。送付方法は、郵送、宅配(普通/クール)のいずれでも結構ですが、検査項目によっては指定がありますので個別にご確認下さい。弊社専用の郵便用封筒をご利用いただいた場合、普通郵便料金が不要となります。「速達」の場合、速達料金のみをご負担下さい。また宅配は全て病院側のご負担となります。
*専用封筒には、注意書きを加えてありますが、まれに破損することがありますので、クッション材などで保護されることを おすすめします。

夏季のポストへの投函はなるべく避けてください。

送付方法が〔常温〕の検体は冷蔵で送る事も可能です。

検査結果の報告

検査は、原則として10時までに到着した検体について行います。午後着の場合、翌日の受付となります。

検査所要日数
検査所要日数は、受付日を1日として、結果が出るまでの日数です。
*ただし、土・日曜日、祝・祭日などをはさんだ場合、この限りではありません。

報告様式
結果が出次第、ファックスにて報告し、後日報告書を郵送致します。(希望に応じて電話、e-mailも可)

検体材料
検体材料は、検査結果報告後、一定期間保存しますが、その後処分いたします。保存期間は、下記の通りです。
血清・血漿・・・・・・・・・3ヶ月
全血・・・・・・・血漿として3ヶ月
分泌物・排泄物・・・・・・・1週間

検査料金の請求支払い方法

●検査報告書郵送時に仕切書を同封します(請求書ではありません)。
●末日に締め、翌月の10〜15日に到着するよう、請求書を発送いたします。
●お支払いは、郵便振替または銀行振込、各金融機関での自動引落にてお願いします。

*請求書に郵便振替用紙(振込手数料不要)を同封します。
*銀行振込の場合は手数料が必要です。また、振込元のお名前は、なるべく動物病院名でお願いします。法人名が、動物病院名と異なる場合は、お振込時にご連絡ください。
*自動引落には、手続きが必要となります。必要書類を送りますので、ご希望の先生はご連絡ください。

●月末に郵便振替にて御入金いただいた場合、弊社の確認が翌月となり、請求明細書に掲載できない場合があります。

検査業務のご案内

【歯周病リスク受託検査】
歯周病リスク受託検査は先に採材キットを御購入頂く形式です。
「歯周病リスク受託検査」のページにお入りください。

用語説明

TAT(試験管内凝集反応法)

この反応を目視により確認し、凝集の程度により判定します。 過度に溶血した検体は、ヘモグロビンの影響とされる疑陽性を示すことがありますのでご注意ください。

PHA(Passive hemagglutination test:受身赤血球凝集試験)

表面にウイルス抗原を付着させた赤血球と、血清中ウイルス抗体を反応させると赤血球が凝集することを利用した検査。本法によって測定された抗体をPHA抗体とし、凝集をおこした最高希釈倍率をもって、その抗体価とします。

NT(Neutralization:中和)

ウイルスが細胞内へ侵入・増殖するのを阻止することをいい、この能力を保有する抗体のことを中和抗体(neutralizing antibody)と呼びます。 ウイルス中和能は免疫グロブリンのうち、IgM、IgG、IgAがもっています。

PCR(Polymerase chain reaction:PCR)

遺伝子の一部分を増やして(増幅)、その有無を判定します。この方法はウイルスなどのDNA又はRNAを検出するので特異性が高く、また、ウイルス量が少なくても増幅することができる感度の高い検査です。

イムノグロブリン(Immunoglobulin:イムノグロブリン)

抗原に特異的に反応する糖蛋白質の総称です。簡単なイラストなどでは、‘Y’で略式表記されることで知られています。また、5種類に大別されます。
IgG 正常血清中の主なイムノグロブリンで、1個のYでできています。胎盤通過性があるため、移行抗体としても認められます。
IgM 5個のYでできているので、IgGなどよりもたくさんの感染性微生物と結合することが出来ます。感染性微生物に対して初期に産生される抗体です。
IgA 1個または2個のYでできています。血清中に存在するもの、分泌物中に存在するものの2種類があり、特に分泌物(初乳、唾液など)中のIgAが感染防御に大きく貢献します。
IgD 1個のYでできています。機能はよく分かっておらず、現在、リンパ球との関係が示唆されています。
IgE 1個のYでできています。アレルギー疾患や寄生虫寄生に関連する抗体です。

MAT(Microscopic agglutination test:顕微鏡的凝集反応)

レプトスピラ抗体検査において、最も信頼される検査方法です。生菌または死菌を使って凝集反応を見るため、血清型特異性が高い利点がありますが、レプトスピラ菌の培養、菌数の調整など管理が難しいという欠点があります。

IPA(Immunoperoxidase Assay:IPA)

免疫ペルオキシダーゼ標識抗体法。原理は、ELISAに類似します。マーカーにペルオキシダーゼ(酵素)を使うことからこの名称となっています。

HI(Hemagglutination inhibition reaction:血球凝集抑制反応)

血球を凝集させる能力を持つウイルスに対して行われる検査で、パルボウイルスの場合、豚の血球を使います。抗体がある場合、パルボウイルスが豚血球に結合することが出来ないので、凝集は抑制されますが、抗体がない場合、パルボウイルスは豚血球に結合し、凝集させてしまいます。逆に、HA(血球凝集反応:hemagglutination reaction)では、豚血球とサンプル(糞便や血液)を混ぜて、ウイルスの存在や量を判定します。

ELISA(Enzyme linked immunosorbent assay:酵素結合免疫吸着剤試験)

抗原抗体反応の特異性を利用した試験方法です。測定したい抗体や抗原(総称して “凸” とする。)に対して、それに対する抗原や抗体(総称して“凹”とする。)を支持体の底に敷きつめます(固相化といいます)。そこに血清などのサンプルを入れ、上からマーカー(酵素)を付けた凸に対する抗原や抗体をくっつけて、凸の有無や量を測定します。